三共のカム技術/カムとレオナルド・ダ・ヴィンチ
「万能人」の異名を持つ、イタリア ルネサンス期の芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
レオナルドは絵画、建築、音楽、科学、解剖学、工学など様々な分野で多大な功績を遺しました。特に「モナリザ」や「最後の晩餐」など絵画の分野で有名です。一方、自然科学や機械工学などについて書かれた膨大な量の手稿とスケッチも遺しています。機械工学的なものでは軸受や歯車、カムなど、現代でも第一線で活躍している機械や器具の原型が多く描かれています。
カムとは、ナイフエッジ・ローラ・平面など単純な形状の接触子を持った節との直接接触によって所期の運動動作を伝達する機械要素です。カム機構は円運動などの単純な動きからより複雑な動きまで自由に作り出すことができることから、今までに多くの人々に手掛けられ使用され続けてきている機械要素の一つでもあります。
動画
レオナルドのカム機構のスケッチ(図C-1-3)が三共製作所の技術の原型になります。いくつかのカム機構のスケッチではすでにカムにより様々な動きを作り出すことができることを示唆しています。レオナルドがスケッチした500年前から基本的なコンセプトは変わらず、三共のカム製品にもこれらの技術が受け継がれています。
こちらの模型(図C-1-4)は、レオナルドのスケッチを元に三共アメリカの社員が製作した木製の模型です。現在は、静岡工場の展示場に展示しています。
図C-1-3.レオナルド・ダ・ヴィンチによるカム機構のスケッチ
図C-1-4.ローラギヤカム機構の模型

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