カム用語集

同義語は⇒、類似語は→、関連語は▶印で示す。


立体カム
(spatial cam, 3-dimensional cam, solid cam)
3次元(立体)形状のカム。平面カムに比べて一般に空間を占める容積を小さくでき、確動の拘束カムとすることができる。▶平面カム、拘束カム
リブカム
(rib cam, ribbed cam)
カムフォロアの案内をリブで行う形式のカム。つば状のカム面(リブ)を従節の2つのカムフォロアがはさむような構造になったもの。拘束型でバックラッシをなくすことができる。
▶溝カム
両停留運動
(two-dwell motion, dwell-rise-dwell motion)
カムによる位置決めにおいて、運動の始端および終端で両方共停留している運動。
▶片停留運動、無停留運動
リンク
(link, linkage)
回転、直進、並進などの運動を伝達する機構要素。カム・カムフォロア機構と最終従節の間に介在する。
レバー
(lever)
腕状の機構要素。
レバー長
(lever length, length of lever)
レバーの従節回転中心から従節ローラ中心までの距離。
ロータリテーブル
(rotary table, index table, indexing table)
間欠割出装置あるいは揺動装置の出力軸に取り付けられている回転テーブル。
⇒インデックステーブル、→ターンテーブル
ローラギヤカム
(roller gear cam, globoidal cam)
立体カムの一種で、鼓型で中央が凹んでいるカム。鼓型カム(concave globoidal cam)の一種で、間欠運動や揺動運動を得るために良く用いられる。テーパリブとカムフォロアの接触は、拘束型で予圧構造であるため、バックラッシがなく剛性が高い。高速駆動に適している。
⇒鼓型カム、グロボイダルカム
ローラ中心軌跡
(roller center path, pitch curve, pitch circle)
カムを固定し、カム軸を中心として従節側を回転させたときのローラ中心の軌跡。
ローラフォロア
(roller follower)
厚肉の外輪にニードルローラを組み込んだ外輪回転用の軸受。外輪が直接、相手(カム)軌道面と接触して転動する。⇒円端従節、→カムフォロア、▶接触子
ロストモーション
(lost motion)
遊びや、機械系の剛性と摩擦力などの関係によって出力されない運動。

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